ワットアニュース  

プレゼンはうまくいく、たった3秒の沈黙で。

スピーチやプレゼンで話す内容や構成などの準備はばっちり!
でも、ちょっと待って下さい。あなたが「どんなリズムで、どのような目線で、どれくらいの"沈黙”を作って」を意識しないと、内容は完璧でも本当に伝えたいことが相手には伝わらないかもしれません。
この記事では、スピーチ、プレゼンにおける「非言語コミュニケーション」の部分に的を絞ってポイントをご紹介します。
まとめる書籍
スピーチプレゼンはまず3秒黙りなさい 人前で堂々と話せるようになる「伝え方」の技術
著者:森 裕喜子 < 光文社 >
ビクビク、オドオドしていたあなたも、話すことが楽しくなる!“アガリ性のバスガイドを直してほしい”―テレビ番組からの依頼を受け、わずか6時間で...

話しはじめは、まず3秒黙りなさい

lifehacker.jp

プレゼンの話しはじめは「最初の3秒が勝負」です。ステージに立ってみてすぐに話しだすのではなく、ちょっと待ってみる。「長すぎるかな・・・」と思う程度。
話し手は、聞き手の顔を見ることことができるし、聞き手は一瞬、話し手に引きつけられます。

(109ページ)

このようにすることで、呼吸が落ち着き、聞き手の期待やその場の雰囲気を感じられたら、ゆっくりと話しだすのがいいそうです。

技術的には少しも難しいことではありませんね?
気をつけることは、「沈黙は怖いもの」と思い、沈黙に耐え切れずに、あわてて話しだしてしまうこと。この「3秒の沈黙」は、話す内容や事前準備が万全のときに効力を発揮するそうです。


目線の使い分けに意味を持たせる

financesonline.com

人と会ったときのコミュニケーションで大切なのが「目線=アイコンタクト」です。
「目は心の窓」「目は口ほどにものを言い」などというように、目線にはその人の心が表れます。
目線は、その向ける方向や時間の長さによって、相手が受け取る意味が違ってきます。

(132ページ)

本書ではプレゼンにおける目線の使い方を3つの種類に分け、方法と効果を紹介されています。

(1)8の字目線

プレゼンの際は、常時使う。話しながら非常にゆっくりと顔を動かし、会場全体に8の字を描くようにする。
⇒会場を見渡しつつも、話し手の一人ひとりを見ているようで、会場全体を包み込むような雰囲気が出る。

(2)キメ目線

強調したい言葉を発したら、一瞬、呼吸を止め一カ所を数秒見つめる。
⇒相手にぐっと感情が突き刺さり、話し手がまるで身近にいるような感じになります。

(3)神さま目線

ビジョンや夢、希望を語るときはステージ中央で正面を向き、自分の目の高さよりすこし上を見る。
⇒話し手の考え方の大きさや深さが伝わります。


メリハリのある話し方は「間」と「キレ」から生まれる

icare4autism.org

日本はとくに「間」にこだわる文化といっていいでしょう。
この間をタイミングよくとることができれば、スピーチプレゼンではメリハリのある話し方ができます。

(143ページ)

メリハリのある話し方をするためには以下の2点を挙げています。

①大事な言葉を立てるための「間」を作る。
②語尾をキレよく話す。

①について具体的な方法としては、
『大事な言葉』の前か後ろに、1秒ほど息を呑む感じで沈黙をつくること。一瞬息を止めると、聞き手はその一瞬の「間」にぐっと引きつけられるそうです。

②について具体的な方法としては、
「〜です」と丁寧に、力強くスッキリいい切ること。強すぎず、弱すぎずというバランスが肝心だそうです。


「言葉のヒゲ」は剃りましょう

 

とくに30代くらいまでの若い人に多いのが、話をはじめる前に必ず「はい」をつけること。

「はい、それではみなさん、これからはじめます!」
「はい、それではですね、次にですね・・・」

話すきっかけを作るつもりなのか、勢いをつけるつもりなのか、あるいは周りからの同意を得たいという心理なのかもしれません。

あまりに回数が多いと聞き手の耳につくのできをつけるべきでしょう。なぜなら、このような口癖をつけてしまうと、コミュニケーションのノイズになるだけではなく、これなしには話し始められなくなってしまうからです。

(146ページ)

あなたも無意識に、このような口癖を発してませんか?
結婚式のスピーチやプレゼンテーションを聞いていると、こういった細かい「口癖」がやたらと気になって、「肝心の話の内容が理解できなかった」なんてこと経験、誰にもあるはず・・・。

口癖は「はい」だけではありません。話の前後に「え〜」「あの〜」「う〜」などをつける人もいます。

著者はこれらを「言葉のヒゲ」と呼んでいます。
それではこのヒゲをどうやって剃ればいいのでしょうか?方法は3点あります。

まず、自覚する

スピーチを録音して、うなっている自分を自覚する。

次に、改善する

うなりが出そうになったら、ぐっと飲み込む。センテンスを短くして、語尾も言い切りにする。

それでも直らない場合

スピーチの練習を誰かに聞いてもらい、うなりが出そうになったら合図してもらう。


いかがでしょうか?
みなさんも少なからず、結婚式のスピーチや、職場でプレゼンテーションを聞かれたことがあるかと思います。そんな時、「この人ダメだな」と思う人は、話にメリハリがなかったり、"間"がなかったりしませんか?
反対に、「この人のプレゼン凄い!」と思う人は、メリハリ、間、目線など「非言語」の部分が、今回紹介したようなポイントを抑えられているのではないでしょうか?
ぜひ、プレゼンやスピーチの際は、意識して実践したいポイントです。

紹介した書籍:スピーチプレゼンはまず3秒黙りなさい 人前で堂々と話せるようになる「伝え方」の技術

著者紹介

 森 裕喜子
森 裕喜子
OFFICE JUDY/ボイスイメージコンサルタント。エグゼクティブ対象のスピーチプレゼンテーションのトレーニング、コンサルティング、スタイリング、講演を行うコミュニケーション戦略/イメージ戦略の専門家。

実用・スキル #プレゼンテーション


関連記事