孫正義氏の総資産は2兆円!?圧倒的な成功哲学を知りたい(名言も紹介)
ソフトバンクはグループの営業利益は1兆円を超えるエクセレントカンパニーです。
年間1兆円以上利益が出てる会社の創業者っていったいどれくらい資産があるの?
どうやったらそんなにすごい会社を作れるの?
そんな孫正義氏が大切にしている成功哲学があるんだそう!
著者:板垣 英憲 (PHP研究所)
孫子×孫正義。日本最強の経営者が常に指針としてきた「25文字」の成功法則…
孫正義氏の資産っていくらあるの?
孫正義氏の資産は約2兆円といわれています。
ソフトバンクの時価総額は約10兆円前後で推移しています。
孫正義氏はソフトバンクの株式を約20%保有していますので、個人資産はほぼソフトバンク株の価値ということなのでしょう。
莫大な資産を築いた孫正義氏の成功哲学「孫二乗の法則」とはいったい?
写真は「孫二乗の法則」です。
これは孫正義氏が20代のころに自ら考案し、常に「人生・経営の指針」としてきたもの。
どこかで見たような文字がありませんか?
それもそのはず。不朽の兵法書「孫子」からピックアップした14文字に、独自に考えた14文字を組み合わせた「25文字」で構成されています。
「孫子」の”孫”と、「孫正義」の”孫”を掛けてるところがなんともユニークです。
そんな孫正義氏の成功哲学「孫二乗の法則」ってどうやってできたの?
孫正義氏が「孫二乗の法則」を編み出したのは、26、27歳の頃だったようです。
ソフトバンクを創業して事業が軌道に乗り始めた矢先、慢性肝炎にかかり、入院生活を送っていました。
そんなときに病院でビジネス書、歴史書を読みあさり、そこで出会ったのが「孫氏の兵法」と「ランチェスターの法則」だったそう。
特に「孫氏」を書いた孫武は「自分の祖先に違いない!」と思い込むくらい影響を受けたそうです。それが今、莫大な資産を築いた「成功哲学」に繋がっているんですね。
一生働かなくてもいいほど資産がある孫正義氏はなぜそこまで仕事に情熱を?
孫正義氏は、なぜそこまで「仕事に情熱を注ぐこと」ができるのでしょうか。何のためにそこまで「闘」っているのでしょうか・・・
その答えを「ソフトバンクアカデミア」の開講式の講義の中で述べていますので、最後にそのまま引用いたします。
❝
トヨタの創業者だって、松下幸之助さんだって、本田宗一郎さんだって、ヘンリー・フォードだって、ロックフェラーだって、ビル・ゲイツだって、スティーブ・ジョブズだって、みんな戦ってライバル会社を何とか出し抜いて、戦って戦って戦い抜いて・・・そして人々を幸せにするという自分の理念を実現させていったわけです。
だから、戦うということはビジョンを実現させること。
戦いイコール、ビジョンだと。
ビジョンイコール、戦いだと。そういうことです。
単に、いつでもかんでも戦いましょうということではない。
それはビジョンを実現させるために。
そのビジョンを、理念を実現させるために戦わなけゃいけないということですね。
総務省とも戦わなきゃいけない時もある。
相手が首相であろう大統領だろうが戦わなきゃいけない時もある。
それは、何のため戦うんだということ。
高い志、理念、それを実現させるために、そういうビジョンを実現させることによって、本当に人々が結果的に、最終的にですよ、10年後か20年後100年後か、来月の幸せのためじゃなくて、50年後100年後300年後の世界中の人々の幸せのために。
龍馬が脱藩する時、近所の人に迷惑をかけたよ。
家族にも迷惑をかけたよ。
藩にも迷惑をかけたよ。
半年や2、3年迷惑かけても、時にはしょうがない場合もある。
非常にこれ難しいことなんですけどね、でもそれは心の奥底に本当に人々に幸せになってもらいたい。
本当に自分たちが生き残ったら、戦い抜いて生き残ったら、最終的には100年後300年後の人々に、本当に感謝される。
そういうことをやると決意があったならば、少々の非難は覚悟の上で、もちろん悪いことはしていけないよ。
ライバルに勝つこれは、事を為すために起業家・革命家はやらなきゃいかん。
時としてそういう時がある、と。
命を懸けて戦って初めて事が為せる、ということであります。
❞
興味のある方はソフトバンクアカデミアの動画をご覧なられてください。
著者:板垣 英憲 (PHP研究所)
Kindle版あり