全米が驚愕した!!年間60万の移民政策を支える英語習得法とは

これまで3000人以上の移民子弟の英語教育に携わってきた著者は、1人として英語が身につかなかった子がいないという英語習得法。それは、「移民の国、アメリカ」で取り入れられている最先端の英語習得法なんだそうです。アメリカで培われた移民英語教育を日本の学習者に紹介すれば、日本人の英語が一変する!というその英語学習法とは?
まとめる書籍
移民の国アメリカ最先端の英語習得法
著者:船津 徹 (現代書林)
移民受け入れはアメリカの国家政策。成功のカギは「英語を習得させること」。わずか300単語のサイトワーズをマスターすれば、英語はほとんど理解できる。

確実に英語が身につく方法とは?

girls-channel.com

日本の英語教育から完全に抜け落ちているのが「流暢に英語を読む」トレーニングです。

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「今まで取り組んできた英語の勉強法とはちょっと違うやり方を実践すれば、あなたは英語を必ず身につけることができる」と著者はいいます。
なぜなら、著者は日本とアメリカで20年以上に渡って英語を教えてきた経験から、「英語が身につかなかった」という生徒は一人もいないそうです。

その秘密は何か?英語が身につく人と、身につかなかい人の分かれ道は何か?

ずばり、それは、「英語を“流暢に”読める力を養う」ということ。

「あなたは英語が読めますか?」と質問すると、「英語くらい読める!」「日本人なら誰でも英語くらいある程度読めるのでは?」と反論する人がいるかもしれません。
しかし、「流暢に英語が読めますか?」と聞かれると、なかなか自信を持って“流暢に読める”と言える人はいないのではないでしょうか?

なぜ、流暢に読むことで英語が身につくのか。それは、流暢に読むトレーニングをすると英語のリズムが身につくからです。

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「読む力の弱さ」が英語向上の大きな妨げとなっていることは、アメリカの移民英語教育のスペシャリストの間では常識だそうです。
英語力を身につける特効薬は「流暢に読む力の強化」。
アメリカの長い移民英語教育の歴史が証明している、紛れもない事実なんだとか。


「ロボット読み」から「流暢読み」へ

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長い移民英語教育の歴史から「流暢に読む」という事が、英語力を劇的に向上させる秘訣であることはわかりました。
それでは「流暢に読む」とは、具体的にどういったことなのでしょうか?

日本語でも英語でも、文章を流暢に読むためには、文字を意味のかたまりとして瞬時に読み取らなければなりません。

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英語が流暢に読めない人、あるいは読めてもスピードが遅い人に共通するのが、文字や単語を一つずつたどって読む「拾い読み」、単語やセンテンスを繰り返し読む「二度読み」「戻り読み」なんだそう。

例えば、
「the」「cat」「hat」「sat」「mat」
という単語はもちろんすべて意味は分かりますよね?

そして、この単語を使って文章にしてみます。

【例文】
The cat is the hat sat on a mat with a rat.

スラスラ読めましたか?
知っている単語なのに文章になると流暢に読めない、その原因は「フレーズ(文字の固まり)で読み取れない」からなんだそうです。

つまり、「英語を流暢に読む」とは、意味のかたまりとして瞬時に読み取れなければならないということです。


英語を流暢に読む方法「サイトワーズ」とは

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300単語のサイトワーズを覚えれば、理屈では、どんな英文でも約70%読めるのです。

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サイトワーズとは、英語の頻出単語のこと。
“the”,”of”,”and”,”a”,”to”,”in”を知らない人はいませんね?
すべての英文の約50%はこのような100単語のサイトワーズで、そして、英文の約65%〜70%は300単語のサイトワーズで構成されているそうです。

サイトワーズが出てきた瞬間に、いくつかの単語のかたまりで意味や文法法則の方向性を読み取れるように訓練する。これがサイトワーズ学習の重要なポイントです。

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このトレーニングを実践すると、英語が流暢に読めるようになるだけではありません。今まで一つひとつ独立して認識していた単語を、いくつかのかたまりで読み取れるようになるそうです。

このようにサイトワーズを頻出する組み合わせで練習すること、これが英語を流暢に読む技術を身につけるステップだそうです。


この例文が流暢に読めなければ「サイトワーズ」のトレーニングをした方がいいかも

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最後に、サイトワーズの例として、映画『ショーシャンクの空に』のワンシーンを掲載します。

前途有望な銀行家アンディ・デュフレーンは、若くして成功をおさめます。しかし、妻とその浮気相手を殺した罪に問われ、ショーシャンク刑務所で終身刑を服すことになってしまいます。誰とも会話をせず周囲から奇異の目で見られていたアンディが、塀の外からあらゆる物を仕入れる調達やレッドと初めて言葉を交わすシーンです。

全326単語中、サイトワーズが245単語、全体の75%に該当します。
さらに、残りの25%は日本の中学校・高校で英語を勉強してきた人であれば、100%学んでいるはずの単語。
つまり、内容が100%理解でき、スラスラ読みこなせて当然です。

It was on a Sunday that Andy first came to me. I had just finished talking to Elmore Armitage, a fellow who often came in handy to me, about a radio when Andy walked up. I knew who he was, of course; he had a reputation for being a snob and a cold fish. People were saying he was marked for trouble already. One of the people saying so was Bogs Dismond, a bad man to have on your case. Andy had no cellmate, and I’d heard that was just the way he wanted it, although the one-man cells in Cellblock 5 were only a little bigger than coffins. But I don’t have to listen to rumours about a man when I can judge him for myself.

‘Hello,’ he said. ‘I’m Andy Dufresne.’ He offered his hand and I shook it. He wasn’t a man to waste time being social; he got right to the point. ‘I understand that you’re a man who knows how to get things.’

I agreed that I was able to locate certain items from time to time,

‘How do you do that?’ Andy asked.

‘Sometimes,’ I said, ‘things just seem to come into my hand. I can’t explain it. Unless it’s because I’m Irish.’

He smiled a little at that. ‘I wonder if you could get me a rock hammer.’

‘What would that be, and why would you want it?’

Andy looked surprised. ‘Do you make motivations a part of your business?’ With words like those I could understand how he had gotten a reputation for being the snobby sort, the kind of guy who likes to put on airs – but I sensed a tiny thread of humour in his question.

‘I’ll tell you,’ I said. ‘If you wanted a toothbrush, I wouldn’t ask questions. I’d just quote you a price. Because a toothbrush, you see, is a non-lethal sort of a weapon.’

“You have strong feelings about lethal weapons?’

‘I do.’

いかがでしょうか?
中学・高校レベルなので、スラスラ読みこなせましたよね?

単語を一つひとつ、意味を確認しながら読んでいる状態では、英語を読んでいるとは言えません。単語をグループで読み取ることができて初めて、読書スピードが上がり、理解が向上するのです。

(23ページ)

結論、日本人が英語ができない本当の理由は、「英文を構成する基本単位であるサイトワーズを、かたまりで読み取れないから」ということなんですね。


アメリカの移民英語教育の教授法をベースに、3000人以上を指導し、全員に英語を身に付けさせた「サイトワーズ」を重視した英語学習法。本書では150ページに渡って、サイトワーズトレーニングの実践内容を掲載しています。
「日本語と英語は周波数が違う」「口や舌の使い方が違う」「日本語にない音がたくさんある」など、書店には日本人が英語ができない理由を説明した本が溢れています。今までそのような論理に騙されてきた方は、「サイトワーズ学習法」を試されてみてはいかがでしょうか?

紹介した書籍:移民の国アメリカ最先端の英語習得法





実用・スキル #移民政策 #英語(英会話)


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