英語はゆっくり話すもの?今からでも間に合う!スロー・イングリッシュとは
この記事では英会話を極端にゆっくり話す「スロー・イングリッシュ」をオススメします。
著者:長野慶太 (ダイヤモンド社)
本書では、恥ずかしいほどゆっくり話すことをスロー・イングリッシュと呼び、その驚異的な効果と具体的な手法をいろんな角度から説明している…
だからあなたの英語は伝わらない
この記事を読んで頂いている方は、ほとんど日本人ですよね?
英語圏に長年住んでいない限り、思考は常時日本語で考えているもの。「無意識に英語で考える習慣」はありません。
英語を話そうとする時、「日本語と同じ脳の回転で話す事に無理がある」と本書では書かれています。
むしろ脳が追いつかないのに「無理に英語を焦って早く喋ろうとする」という方が恥ずかしいかもしれませんね。
それなら、振りきって恥ずかしいほどゆっくり喋ろうではありませんか。
スロー・イングリッシュに必要なスキル4選
スロー・イングリッシュに必要な4つのテクニックを紹介します。
これを覚えていれば、かなり時間が稼げるんだとか。
①会話にフックをかける「枕詞」で主導権を
To the best of my knowledge…(私の知る限りでは…)
My understanding is that…(私の理解では…) など
②困ったときの「枕詞」の例
Let me ask you this.(これを質問させてください)
I can tell you this…(こういうことは言えるんだけど)
③大げさなくらいの抑揚も、ネイティブにとっては当たり前
④「You Know」は超便利な言葉。ゆっくり使って時間を稼ごう。
スロー・イングリッシュをモノにする簡単テクニック
スロー・イングリッシュを使いこなす上で重要なことは「間合いをとる」こと。
自信がないときほど間合いを取るようにしましょう。
「間合いを取っている間に次の言葉を考える」これに尽きるんだそうです。
ここで思い出してみましょう!
今だに人気のある政治家といえば小泉純一郎元総理ですよね?
彼の演説は「スロージャパニーズ」です。そして「間合い」を重視してます。間合いの後に来る短くインパクトのある言葉。あの「スロージャパニーズ」が小泉人気の秘訣だったかもしれません・・・
「スロー・イングリッシュで間合いを取ること」に自信を持ちましょう。
スロー・イングリッシュによって英語が怖くなくなる理由
ひとりよがりの英語はネイティブに嫌われるみたいです。
アメリカに移住してくるラテン系の人は、英語に慣れるとマシンガンのように喋って喋りまくる…
そして、相手に伝わっていないと感じると身振り手振りを加えながら喋り続けるらしいです。
まくし立てるように英語をしゃべり続けても「よくわからない英語では伝わりにくい」ってことみたい。
スロー・イングリッシュでゆっくり何を伝えるべきか考えながら「相手に伝わりやすいフレーズを選んで伝えることが大事」だと書かれています。
紹介した本書では「スローイングリッシュ」について会話例を交えながら丁寧に解説されています。
著者の実体験にもとづいて書かれている本です。従来の考えとは違った英会話のテクニックを取り入れてみたいとお考えの方は参考にしてください。
著者:長野慶太 (ダイヤモンド社)
Kindle版あり