今すぐ見習いたい!神対応を生むディズニーの教育方針とは?
95%以上といわれる脅威のリピート率を誇るディズニー。パークで働くキャストの方の「神対応」が心地よくてリピートする方も多いはず・・・
そんな神対応を生むディズニーの教育方針について調べてみました。
著者:トム・コネラン (日経BP社)
メリーゴーラウンドに23金を使い、「ゲストに全力を尽くす」精神をキャストに教える企業。ディズニー・ワールドに集結した5人が…
ディズニーの神教育その1. 顧客が比べるすべての企業が競争相手!?
ディズニーの哲学として「競争相手となるのはすべての会社」という言葉があります。
それは、ユニバーサルスタジオやアニメーション会社だけではありません。顧客を満足させているすべての会社が対象なんだとか。
例えば、いつも運送会社に電話をかけている人が、ある日ディズニーに電話をかけたのならどうでしょう?
それは必ず比較対象となり、どちらかに満足すれば、どちらか一方には不満を持つとのこと。
「他業種でも競業相手」という意識を持ってサービス精神を高める努力をされているそうです。
ディズニーの神教育その2. 細部にこだわる
東京リゾートにはいたるところに隠れミッキーがいることは有名ですよね?
何度行っても新たな発見があるということは、行くたびにワクワクしてしまいます。
アメリカのディズニーの話では、パーク内にある「ヒッチングポスト」という杭にデザインされている馬の頭は、毎晩取り外してペンキを塗り直しているんだとか。
「神は細部に宿る」とはまさにこのことですね。
ディズニーの神教育その③ 全員がゴミを拾う
ディズニーで働く方は肩書に関係なく、全然でゴミを拾うとのこと。
これはある日、創業者のウォルト・ディズニーが娘を連れてカーニバルに行った際、あまりの汚さに唖然とし、「こんな汚いところへは子どもを連れて行きたい親はいないだろう」と思ったようです。
それ以来、ディズニーではチリひとつ落ちていないパークを目指し「キャストの全員が清掃スタッフである」という意識を持って働かれているみたいです。
ディズニーの神教育その4. 見えないところが大事
アメリカのディズニーランドで有名な「大統領の間」はご存じでしょうか?
アメリカの歴代大統領のずらりと並んだいかにもアメリカらしいアトラクションがあります。
その大統領が着ている服は、複製ではあるもののその時代に遡り、当時の編み方を再現して作ってあります。
その他、一見すると金色に塗られているだけに見えるメリーゴーランドについても、23金が使われていたりするようです。
これは来場する子どもにも、親にもわかるものではありません。
しかし、この事実をキャスト全員が知っていることが大事なんだそうです。
「ゲストのためなら、どんなことにも全力を上げて最善を尽くす」という姿勢をキャストにも分かってもらうためにしているんだとか。
ディズニーの哲学に「すべてのものが 語りかけ 歩み寄る」という言葉があります。
これは細部にこだわり、全力でゲストに喜んでもらう姿勢が、自然にゲスト向けてに語りかけているのかもれませんね・・・
著者:トム・コネラン (日経BP社)
Kindle版あり