ギーク女優、池澤あやかさんが語るプログラミングの魅力と始め方

「プログラミングができる女優」として、テック系のイベントや雑誌の執筆に多忙な生活を送る池澤あやかさん。女優、タレント業の傍ら、スキマ時間を見つけては「プログラミング」をされているんだそうです。
そんな、池澤あやかさんの著書『アイディアを実現させる最高のツール プログラミングをはじめよう』から、「プログラミングを始めてみたい」「プログラミングは難しそう」と思っている方に向けて、プログラミングの魅力をまとめましたので紹介します。
まとめる書籍
アイディアを実現させる最高のツール プログラミングをはじめよう
著者:池澤 あやか (大和書房)
「タレント時々プログラマ」として注目される著者、初の書き下ろし。

プログラミングが「つまらなさそう」な理由

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プログラミングをしたことがないからすると、「そもそもプログラミングって面白いの?」と思われるかもしれません。

池澤あやかさんにとってプログラミングの面白さは、「プログラミングでつくったものを世に出す面白さ」にあるといいます。

例えば、WEBやアプリをリリースすると、見てくれた人や使ってくれた人が感想をフィードバックしてくれたり、自分がつくったものを通じて、知らない人と交流することができたり・・・。
それは、絵画や音楽、演劇など他の芸術の面白さにも通づるところがあるのかも、と言われています。

そんな池澤あやかさんですが、最初にプログラミングに触れる機会を得たのは、大学の必修授業。しかし、「実用性がない」授業がつまらなくて、そのときはプログラミングにまったく魅力を感じなかったそう。

その後、たまたまプログラミングを扱う大学の研究会に入り、プログラミングの面白さを知ることができたそうです。その研究会で、「プログラミングを使えば、自分が楽しんだり人を楽しませたりすることができる!」との体験を経て、プログラミングにのめり込んでいったんだとか。

むしろ、技術書を1ページ、1ページ学んでいくより、「プログラミングの美味しいところ」を最初に体験することが大事だと言われています。

「実用性」と「面白さ」があれば誰でもはじめられる

プログラミングが好きになる7つの「ヒント」


プログラミングは男性向け?理系だけ?

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アプリ開発やWeb開発をはじめとする多くのプログラミングにおいては、小学校で習う算数くらいの知識があればやっていけます。

プログラミングが好きになる7つの「ヒント」

ゲームや3Dグラフィックのように難しい物理計算が日宇町なプログラミングについては、確かに数学が得意でないとハードルが高いかもしれません。

一方、池澤あやかさんは、「数学が苦手」という理由で文系を選択したほどだそうです。
また、文系出身のプログラマも多く、プログラミング言語のひとつである「Ruby」の生みの親であるまつもとひろゆき氏でさえ、「とにかく壊滅的に数学ができなくて、赤点ばかりだった」と言われています。

また、日本では女性エンジニアの数が圧倒的に少ないのも事実。
「プログラミングは男性の方が向いている」「男性の仕事」というイメージが付いてしまっているのかもしれません。

プログラミング自体は、体力がものをいう仕事ではないし、育休中は家でも仕事をすることができるし、むしろ私は女性に向いていると思います。

プログラミングが好きになる7つの「ヒント」

このように言われています。

たしかに、プログラミングができれば職場に通うことなく、遠隔で仕事に参加することもできますし、フリーランスとして仕事を受注することもできます。
そのようなスキルがあれば、出産前でも、育児期間でも保育園に子どもを預けることなく仕事を継続することも可能でしょう。

プログラミングは、「理系の仕事ではない、むしろ女性向きの仕事である」と言えそうですね。


週末プログラマのすすめ

 

「週末に2、3時間だけ」と無理のない範囲で仕事を区切って取り組むとよいと思います。

文系でも、飽きっぽくても続けられるプログラミングの「勉強法」

池澤あやかさんは、実際に女優、タレント業の傍ら、休憩時間、通勤時間、仕事が終わって家に帰ってからリラックスタイムなどのスキマ時間をプログラミングの時間に充てているそう。

Macbookなどのラップトップさえあれば、プログラミングはどこでもできますね。
池澤あやかさんは、スキマ時間で自分のWebサイトを作成したり、副業的にフリーランスとしてWebサイトの受注をしたりしていたそうですよ。


プログラミングを挫折しないための2つのポイント

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はじめてのプログラミングに向いているプログラミング言語は、「文法が簡単」「成果がわかりやすい」ものがよいと思います。

文系でも、飽きっぽくても続けられるプログラミングの「勉強法」

この2つのポイントにあてはまらないものは、すこし初心者には高度なプログラミングだと言われています。

もし、勉強しよう思ってプログラミング言語の参考書などを始めれて「難しくて理解できない」と感じたら、それは文法が難しいからかもしれません。

池澤あやかさんオススメの初心者にも扱いやすいプログラミングを5つ挙げられています。

①WEBプログラミング
②スマートフォンアプリ
③クリエイティブコーディング(Processing)
④ハードウェア(Arduino)
⑤Ruby

①WEBプログラミングは、一般的な企業や個人などのWEBサイトのプログラミングです。JavaScriptやRubyなどのプログラミング言語ができるようになると、WEBサービスが作れるようになります。

②スマートフォンアプリは、ネイティブ(Objective-C、Swiftなど)でつくろうとすると初心者にはすこしハードルが高いので、最初はプログラミングしなくてもアプリがつくれるツールを利用すれば取っ付き易くなります。

③クリエイティブコーディングは、結果がグラフィックとして表れるので、成果がわかりやすいプログラミング。

④実際に物理的なハードウェアがあるので、成果が目に見えてわかりやすいです。例えば、部屋の温度が◯◯度以下になったら、「Twitterでつぶやく」などのプログラミングもできます。

⑤Rubyは何かに特化しているプログラミング言語ではなく、まんべんなくいろんなことができる言語です。文法もわかりやすく、日本人のまつもとひろゆきさんが生み出した言語ですので、日本語のライブラリも豊富です。

これからプログラミングを始めようと考えられいる方は、参考にしてみてはいかがでしょうか?


池澤あやかさんが、「数学が苦手で、プログラミングに出会ったのが大学生の頃だった」というのは意外でした。
芸能界では、「飛び抜けてかわいい」「飛び抜けて演技が上手い」などの他者との特異点がないと生き残れない業界です。池澤あやかさんは、プログラミングができることが圧倒的な特異点となり、今ではテック系のイベントや雑誌などに引っ張りだこですよね。
営業経験しかない人や、技術系の仕事に携わったことがない人は、プログラミングができるようになるで、さらに仕事の幅が広がるかもしれませんよ。

紹介した書籍:アイディアを実現させる最高のツール プログラミングをはじめよう


著者紹介

 池澤 あやか
池澤 あやか
1991年東京都生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒業。2006年、第6回(東宝シンデレラ)審査員特別賞受賞。同年、映画『ラフ』にてデビュー。映画『あしたの私のつくり方』、『デトロイト・メタル・シティ』、ドラマ『斉藤さん』などに出演。



科学・IT #プログラミング #池澤あやか


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