世界最強投資家バフェットが大事にしている”たった4つ”の投資原則
世界最強の投資家で、時価総額約40兆円にも及ぶ持株会社「バークシャー・ハサウェイ」のCEOです。
そんなバフェット氏の4つの投資法則をご紹介。
著者:ロバート・G・ハグストローム (ダイヤモンド社)
リーマン・ショック時に投資して1兆円の利益…
最強の投資原則その1.事業に関する原則
【原則その1】は事業に関する原則です。
バフェット氏は表面的な情報で投資をするのではなく、下記3つのポイントに注目して投資判断をしています。
1.シンプルで理解できる事業か
2.安定した事業実績があるか
3.長期的に明るい見通しがあるか
最強の投資原則その2.経営に関する原則
【原則その2】は経営に関する原則です。
バフェット氏は投資を検討する際、”経営者の質”を徹底的に見るそうです。
たとえ事業の見通しが素晴らしくても、「凄い」と思う経営者でないと投資を決定しないとのこと。
また、経営に関する原則では3点ポイントに注目しています。
1.経営者は合理的か
2.株主に率直に話せる経営者か
3.組織の習性に屈しない経営者か
最強の投資原則その3.財務に関する原則
【原則その3】は財務に関する原則です。
バフェット氏は1年毎の業績をあまり気せず、5年平均の業績に注目します。
バフェット氏いわく「高い収益性も、太陽の周りを回る地球の動きといつも同じにあるとは限らない」とのこと。
財務の原則では次の4つのポイントを上げています。
1.1株当あたり利益ではなく、自己資本利益率を上げようとしているか
2.「オーナー利益」を考えているか
3.利益率の高い企業を探しているか
4.1ドル利益を留保したら、企業の市場価値も1ドル以上あがるように心がけているか
最強の投資原則その4.市場に関する原則
【原則その4】は市場に関する原則です。
バフェット氏は今まで紹介した3原則を考慮し、最終決定をするのは「株価は魅力的か」ということ。
つまり、今が”買いどき”かどうかを判断するのに下記の2点をポイントして判断しています。
1.事業の価値はどれくらいか
2.その事業を価値よりもはるかに安い金額で買収することは可能か
投資の世界だけではなく、あなたも「自分なりの基本原則」を固めてみてはいかがでしょうか?
著者:ロバート・G・ハグストローム (ダイヤモンド社)
Kindle版あり