誰でも年収1億は目指せるもの?学校では教えてくれない3つの金融の話
著者:菅下 清廣 (かんき出版)
人とお金のリテラシーを磨けば、見える世界が変わる!ウォール街でいち早く成功した著者が伝える「お金の教え」
学校では教えてくれない3つの金融の話 その1.金融リテラシー
まず金融とはいったいなんのことでしょうか?
金融の語源は「お金を融通すること」
つまり、お金のある人がお金のない人に貸す「融通する」ということ。
例えば個人が家を買う場合、大半は住宅ローンを組んで銀行にお金を借りますね?住宅ローンのように「お金がある人」から「お金がない人」にお金が動くことを「金融」といい、金融とは「お金の動き」のことです。
ポイントその1は「金融リテラシー」とは、お金の動きを知るということ。
金融リテラシーを上げるために本書でのオススメの方法は、自分で実際に投資することを推奨しています。投資手法は株式投資でも、国際でも、コモディティでもなんでも良いそうです。
たとえ損をしたとしても、決して無駄にはならず、負けた場合は「なぜ負けたのか?」と積極的に原因を調べることによって、金融リテラシーが上がると言われています。まず自分でやってみることが大切だそうです。
学校では教えてくれない3つの金融の話 その2.人間心理の分析
投資で成功するためには「マーケット(市場)の人気を知ること」が必要。
投資でお金を増やすためには投資の対象が「投資家に人気があるのかないのか」を知り、「人気のある対象を買う」ことが重要。
人気を左右する要因は「会社の業績がいい」「社長の人柄や将来性に期待が持てる」「事業に独自性や希少性がある」など、さまざまな理由が考えられるそうです。
そのような様々な理由とは、つまり「人間心理」によるもの。マーケットは人間の心理で動いています。そして、人間の心理を反映しているものが「世相」なんだそうです。
つまり「世相を知る」ことが「投資の勝敗を左右する」します。
実際に投資のプロフェッショナルは、世相に敏感で、社会の片隅で起こったほんの小さな出来事も見逃しません。「売り時と買い時を的確に判断しているから結果が出せてる」といいます。
学校では教えてくれない3つの金融の話 その3.自己心理のコントロール
本書では、投資の元手として「年収1年分の貯金」を推奨しています。投資の元手に余裕があることが自己心理のコントロールに繋がるようです。
自分の生活が危うくなるくらいの資金を投資に回してしまったら、冷静な判断ができなくなりますよね。といっても、現在まったく貯金のない人はまず「100万円」を目指しましょう。
「100万円→年収の1年分→年収の3年分」というを目標とするといいみたいです。
将来必ず起こるNY株大暴落!この一点ために今からキャッシュを貯めるべし!
そして本書では来るべきチャンスを予想しています。
それは「ニューヨーク株の急落」
いつになるかはわかりませんが、必ずと起こると書いています。そして、急落のその瞬間を迎えたときこそが、日本株の絶好の買いチャンスなんだそうです。
ニューヨーク市場の株価が値下がりしたら日本株も一緒に下がるのですが、その時こそが絶好の買いのタイミングであるといわれています。
そのためにも先ほど紹介したように、いまからキャッシュをコツコツ貯めて、来るべき時に備えたいですね。
「日本人だからこそ、ゼロから富を作ることができる」と言っています。「投資を始めたいけどまずはプロの考えを学びたい」という方は、本書を参考にされてみてはいかがでしょうか?
著者:菅下 清廣 (かんき出版)
Kindle版あり