最強コピーライター佐々木圭一が教える「心に響く言葉」- 伝え方が9割まとめ(1)

2013年ビジネス書年間ランキング1位、年間ベストセラー単行本2位のベストセラーとなった「伝え方が9割」。超売れっ子コピーライターである佐々木圭一さんが実体験を経て、発見した「伝え方」の技術は、ビジネス層だけでなく、学生や主婦まで幅広い支持を集めました。

そんなベストセラーとなった「伝え方が9割」と、その続編である「伝え方が9割②」の2冊合わせて、本日から5回連続で要点を配信します。vol.1では、まず「伝え方」の技術の基本からご紹介してます。

まとめる書籍

伝え方が9割
伝え方が9割
著者:佐々木 圭一 (ダイヤモンド社)
なぜ、伝え方で結果が変わるのか?この本で学べば、あなたのコトバが一瞬で強くなり、人生が変わります。


「ノー」を「イエス」に変える技術とは?

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「伝え方で、人生は変わる。」と著者は言います。「好きな人との会話」「仕事のプレゼン」「家族の日常会話」「就活の面接」など、人生の大切なポイントほど「伝え方」がその成果に直結します。

同じ内容のことを言っているにもかかわらず、伝え方次第で、相手の「ノー」が「イエス」に変わる・・・。そんな「伝え方」にはレシピがあるといいます。そして、料理と同じように「レシピ」を知っていれば誰でもできるようになります。

ただ、ここで紹介する「伝え方のレシピ」を身に付けたとしても、今まで「ノー」だったものすべてを「イエス」に変えることはできません。しかし、今までゼロだったことを「2〜3割のイエス」にすることは可能だと著者はいいます。

「人は1日に平均して22回お願いをしている」といいます。少なく見積もっても1日に1回、今までの「ノー」を「イエス」に変えることができたらどうなるでしょうか?それを1年間続けることができれば、365回のイエスを増やすことができます。3年続ければ、1000回以上のイエスになります。

今まで「ノー」と言われたものを「1000回イエス」に変えることができたら、人生変わると思いませんか?


ステップ1「じぶんの頭の中をそのままコトバにしない」

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人は思わず、自分の頭で思ったことを”そのまま”話してしまいがちです。そうすると、思い通りにいくどころか、かえって反感を招いてしまうこともあります。

まずは、「思ったままをストレートに言うことをやめる」ことが、第一ステップです。すべてをやめるのは難しいですが、まずは「これは大切なお願い!」という時だけでも、思ったまま口にするのをやめることです。

それでは、具体的な事例について紹介しながら、理解を深めていきます。
あなたの家に田舎からみかんが大量に送られてきたとしましょう。しかし、毎日みかんを食べ続けていると、家族がみんな食べ飽きてしまいました。そこであなたは思ったまま、


「みかんを、もっと食べてよ!」

と言ってしまうかもしれません。
まず、「頭に思ったままをストレートに言う」のをやめることです。


ステップ2「相手の頭の中を想像する」

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先ほどの場面で、そのままストレートに言うことを思い留まったら次の事を考えます。
あなたのお願いに対して、「相手はどう考えるか?」「ふだん相手は何を考えているか?」と、相手の頭の中を想像します。ストレートに言ったらどんな反応が返ってくるでしょう?相手が「イエス」と言いそうならそのままはなしてもらえればいいんですが…「ノー」と言いそうなら、そのまま話してはいけません。

ここで、いったんあなたのお願いから離れて、相手の「好きなこと」「嫌いなこと」「性格」を想像してみましょう。その中に「ノー」を「イエス」に変える答えがあるはずです。

ここでは、みかんを食べ飽きた家族の頭の中を想像してみます。


「みかんばかり食べてられない」
と思っているでしょう。

そこで一度、あなたのお願いから離れて、家族の「好きなこと」「嫌いなこと」などを考えてみることにします。

例えば、家族は「風邪をひきたくない」と思っていると考えました。風邪のシーズンにあると、まわりが風邪をひきだしますから、家族みんなが気になるポイントです。


「相手のメリットと一致するお願いをつくる」

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先ほど思いついた内容をもとに「相手のメリット」と「じぶんのメリット」が一致するお願いをつくります。それには「相手の頭のなか」を考えて、コトバをつくります。
ここで大切なのは、相手にとってメリットになる文章でつくることです。
伝え方を変えたとしても、結果的にあなたの求めていることが達成できればいいのです。

風邪をひきたくない家族に対して、

「みかんを食べると、風邪をひかなくなるよ」

と言われると、相手のメリットと一致するので、食べたくなるでしょう。こうすることで、結果的にみかんを食べたくさせます。

最後に「ノー」を「イエス」に変える3つのステップについて改めて整理しましょう。

①ステップ1
じぶんの頭の中をそのままコトバにしない

ステップ2
相手の頭の中を想像する

ステップ3
相手のメリットと一致するお願いをつくる


いかがでしたか?
まず身近な方から試しに実践してみたいですね。明日は、この続編である「伝え方が9割②」の内容をもとに、より詳しく、具体的なまとめを公開します。
下記に「伝え方が9割」の要点を簡潔に理解できるの動画をご紹介します。復習にどうぞ!
続きはこちらからご覧ください。
断られてからではもう遅い!あなたの頼み方の欠点とは「伝え方が9割」vol.2




紹介した書籍

伝え方が9割
伝え方が9割
著者:佐々木 圭一 (ダイヤモンド社)

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   Kindle版あり

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