最強コピーライター佐々木圭一が教える「心に響く言葉」- 伝え方が9割まとめ(2)
その技術を「伝え方が9割」では「7つの切り口」と呼びます。第2回目は、この「7つの切り口」の具体的な使い方について紹介していきます。
著者:佐々木圭一 (ダイヤモンド社)
64万部突破のベストセラー『伝え方が9割』の第2弾がいよいよ登場。前書でも紹介した「強いコトバ」をつくる5つの技術に加え、新しく3つの…
「7つの切り口」その1「相手の好きなこと」
洋服を選びに行ったお店で、気になった服の在庫を確認したところ・・・
「すみません、このシャツは現品限りなんです・・・」
と言われたらどうでしょうか?「いろんな人が試着した洋服なんだ。それならやめとこうかな・・・」なんて思ってしまいますよね。これをこんな「伝え方」に変えるとどうでしょうか?
→「こちら人気で、最後の一着なんです!!」
その服にプレミア感が出て、「それなら早く買わないと!」と思ってしまいそうですよね?
☆「7つの切り口.その1」
「相手の好きなこと」を使えば好感をもたれながら、こちらの希望を通すことができる。
「7つの切り口」その2「嫌いなこと回避」
結婚生活を始めた妻が、夫に対して「トイレのフタ」を閉めて欲しい場合・・・
「使ったらトイレのフタを閉めてよ!」
こんな感じで言われると、旦那さんは「面倒くさいなぁ」と思ってしまいそうです。
これをこんな言い方に変えるとどうでしょう?
→「トイレのふたを閉めないと、金運が下がるらしいよ!」
こう言われると、日頃から金運を気にする旦那さんは「それなら気をつけないと・・・」と思うはず。ここでは、「自分がそうなりたくない、嫌なこと」に目を向けさせてあげることが大切です。
☆「7つの切り口.その2」
「嫌いなことを回避」を使えば、強烈な強制力を出せる。伝え方、最後の手段。
「7つの切り口」その3「選択の自由」
レストランで、食事の終わりかけに店員がこう言いました・・・
「食後のデザートはいかがですか?」
反射的に「結構です」と言ってしまいそうです。この状況でこのように聞かれたらいかがでしょうか?
→「デザートはマンゴープリンか、抹茶アイスがございます。どちらかいかがですか?」
人は選択肢を与えられると、「どちらにしようかな?」と考えてしまうもの。ついついデザートを頼んでしまいそうですね。
☆「7つの切り口.その3」
「選択の自由」を使えば、やらされている感なく相手を導ける。
「7つの切り口」その4「認められたい欲」
家事をしない夫に対して、妻がこう言います・・・
「窓くらいふいてよ!私だって忙しいんだから」
「せっかくの休みなんだからゆっくりさせてくれよ!」なんて、夫の心の声が聞こえてきそうですね。こんな状況では、このように言ってみたらどうでしょうか?
→「あなただと高いとこまで手が届くから、窓がピカピカになるのよね!お願いできない?」
こう言われると「そうだな、俺じゃないと高いところが綺麗にならないもんな・・・」と、ちょっと良い気分で家事を手伝ってくれそうです。
☆「7つの切り口.その4」
「認められたい欲」を使えば、手強い相手も期待にこたえたくなる。
すぐに使えるものばかりなので、身近なケースで是非試してみて下さい。次回「7つの切り口」の5〜7についてまとめます。
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⇒ お客に値切られたら、この魔法のフレーズを使えばOK!「伝え方が9割」vol.3
著者:佐々木圭一 (ダイヤモンド社)
Kindle版あり