何もできなかった人が“バク転”だけで10億稼いだ仕事術
それも無理はありません。確かにそんな人、見たことないですよね?そもそも、バク転が商売になるなどという発想がないのだと思います。
皆さんの中にも、そう思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
(プロローグより)
著者:矢部 大 (総合法令出版)
1つのことを貫くと、人生に奇跡が起きる!得意なことで人を喜ばせ、仕事で結果を出す方法。
“バク転”ビジネスって何?儲かるのそれ?
実は、僕の「バク転教室」のこれまでの売上は数億円にのぼっています。
今は、福岡県でもバク転教室を開催しているほか、埼玉県ではバク転教室のための体育館を建設しています。
意外にもバク転ビジネスは儲かっていると思われるのではないでしょうか。
著者である矢部さんは、「バク転教室」を経営されています。ジャニーズのアイドルたちがかっこ良く決めているアレです。
矢部さんは、自身が成功した要因を次のように語っています。
重要だったのは、一つのことに集中したことです。キリで穴を空けることを想像してもらうとわかりやすいかもしれません。一点に集中してやり続ければ、どんなに堅い木でもいつか貫通するときが来るのです。
その一点が他の人から見ると、どんなに「バカ」らしいことでもです。
まわりの否定的な言葉を聞かないようにし、自分の中から疑問の気持ちが沸き上がってきても振り払って、ひたすら一つのことを貫くこと。そうすると、道が開けてくるといいます。
そして、矢部さんは、バカらしいと思われるかもしれないビジネスを「大きく成長させるため」に3つのポイントを大切にされていたそうです。
ポイント1.替えがきかないものを追求する
誰もやっていない分野に挑戦すること、または、今までにない仕組みのものをやるということ
矢部さんにとって、「大人のバク転教室」というところが新しいものでした。もちろん、子どもと違い、大人は体が固くなっているため、怪我の危険性が高いとうリスクがあるそうです。
しかし、リスクが高いからこそ競合がおらず、価格競争にも巻き込まれず、安定した経営ができるとのことです。
ポイント2.人が夢を抱けるものにする
人は「成長したい」という欲求を常に持ち続けているのだと思います。僕は「バク転教室」という形で、その思いをとげる手助けをしていると思っています。
子どものころに憧れていたのに、バク転ができずあきらめた人は、ずっとこの「小さな挫折」を心に持っているそうです。その『「できない」と思い込んでいる壁を壊すことができること』で、大きな達成感に繋がり、不思議と自分に自身を持つことができるようになるといいます。
人の「根本的な欲求」を満たすビジネスであるからこそ、反響を呼び、顧客が絶えないそうです。
ポイント3.必ずうまくいくと信じ切る
あなたを止める人をよく見てください。その人たちは、あなたのしようとしていることを成功させた人たちですか?挑戦し、努力した人たちですか?
断言してもいいでしょう。おそらく、そんな人は1人もいません。そんな人たちの意見はとりあえずありがたく頂戴し、すぐに手放しましょう。
何か新しいことを始めようとするとき、必ず、「そんなの絶対うまく行かないよ」「やめときなよ」「無理だよ。誰もやったことないんだよ」と止められることが多いことでしょう。
それは、ある意味当然のこと。人間は、変化することを本能的に恐れるようにできているからです。
このような否定に対しての対処法としては、
僕はその声にまったく影響されませんでした。頭をからっぽにして、いい意味で「バカ」になることにしたからです。
私たちの身の回りには、膨大な情報が溢れていて、私たちは受け取る情報を自分で選んでいます。
否定的な言葉ばかり浴びせられていると感じる人は、自らわざわざ否定的な言葉を選んで受け取っているのかもしれません。
「常に何かにチャレンジしている人生」「人のチャレンジを非難、否定する人生」あなたはどちらの人生を選択したいですか?
いい意味で「常識」を覆してくれる興味深い一冊です。