公務員から学ぶ「残業ゼロ」の仕事術
あなたはこんな状況に陥っていませんか?
そんなあなたは、いまこそ「デキる公務員」から仕事術を学びましょう。
著者:小紫 雅史 (学陽書房)
残業漬けの毎日をリセットしよう!定時で仕事を確実に完了させるための仕事の仕方、人間関係作り、発想法を紹介!
残業する人は「仕事が終わったら行こう」と考え、残業ゼロの人は「最初に夜の予定を入れる」
「ようやく実現した意中の人とのデートに絶対行きたい」という場合、あなたは「仕事が終わったら行く」と考えますか?
本当に行きたい予定であれば、その予定を前提として昼の限られた時間、全力で仕事を処理するはずです。それと同じことが毎日の業務にも言えます。
「収入から支出を引いた額が貯蓄額と思っているうちはお金はたまらない。」と同じことだそうです。
そうではなく、「まず、いくら貯蓄するかを決め、収入から貯蓄額を引いた額で切り盛りするという発想」が必要ですよね。
このように、働く人の心構えとしても全く同じことが言えるとのことです。
「5時に帰る」を前提に、業務量や力の入れ方を逆算しよう
仕事はいくらでも作り出せます。時間の制約を意識しなければ、「この資料、もうちょっと見栄えをよくできるかも」「こっちの発注もついでにやっておくか」「念のため課長に説明しておくか」というように、「念のため仕事」を自分で増やしてしまいます。
要はメリハリを大事にしましょうということ。
「不要な仕事は捨てる」
「必ずしも100点を目指さない」
「安易に上司に相談しない」
以上の3つをしっかりと意識することが大事なんだとか。
残業する人は「組織の時間」に流され、残業ゼロの人は「自分の時間」を死守する
どのように自分の時間を確保していけば良いのか。
そこでお勧めしたいのが「自分会議」です。
自分会議とは、自分と会議するというイメージで、自分の時間を前もって予定表に入れてしまうことです。
組織の業務を優先し、余り時間を自分の時間にしようとしていてもなかなか十分な時間は確保できませんよね?
そこで、先手必勝。予定表に、「◯◯ヒアリング調査」「◯◯企画」などと、自分の確保したい時間分の予定を先に入れてしまうことが有効だそうです。
残業する人は「10時頃までエンジンがかからず」、残業ゼロの人は「午前中に仕事を終える勢いでスタートする」
子どものころの夏休みは楽しく充実していました。ラジオ体操があるから6時過ぎに起きて、エンジン全開。
人生で一番充実していた時間でした。
霞ヶ関の各省の出勤時間は9時半ごろが一般的。これは貴重な朝の時間のムダ使いであり、夜の遅さを許してしまう免罪符のようになっているそうです。悪しき残業文化は根深いものですね。
子どもの夏休みのように、仕事も午前中が勝負。
午後の挽回は無理と思って、午前中に仕事をすべて終わらせる勢いで仕事されてみてはいかがでしょうか?
さっと帰って仕事もできる!残業ゼロの公務員はここが違う!