ビジネスアイデア・新規事業アイデアは「アイデア発想法」を使えばラクに出せる
著者:高橋晋平 (CCCメディアハウス)
新進気鋭のアイデアパーソンとして活躍するおもちゃクリエイターが伝授―平凡なあなたでも….
新しいアイデアを出すのが難しいって本当?
あなたは「アイデアを出すこと」とは「良いアイデアを出すこと」だと思い込んでいませんか?そんな思い込みが根底にある場合、なかなかアイデアが出てこないそうです。
大事なことは「ダメなアイデアでいいから出し続けること」と本書で書いてあります。まずは「くだらないアイデアでいいから、たくさん考えられればうまくいく」ということを信じることが大事なんだそうです。
それではこれから紹介するアイデア発想法を使って、どんどんアイデアを出してみましょう!
ビジネスにも使える!アイデア発想法の三大原則:その1.A×B=C
最近のヒット商品、ヒットアイデアは圧倒的に「A×B=C」という公式に当てはまることが多いそうです。
LINE = チャット × スタンプ
パズドラ = RPG × パズル
スマートフォン = 携帯電話 × タッチパネル
ノンアルコールビール = ビール × 酔わない
消せるボールペン = ボールペン × 消える
食べるラー油 = ラー油 × おかず
まずは「A×B=C」というアイデア発想法を使ってアイデアを書出してみましょう。
アイデア発想法の三大原則:その2.アイデアは「量より質」ではなく「質より量」
「アイデア発想法」を使えばアイデアはいくらでも出すことが出来ます。そして、アイデアの数を増やせば増やすほど、その中にいいアイデアが現れる確率が高まるそうです。
例えば、アイドルのオーディションで「応募者100人から選ぶグランプリ」と「応募者10,000人から選ぶグランプリ」だったら、どちらのグランプリで選ばれたアイドルの方が”人気者”になりそうでしょうか?当然、10,000人から選んだアイドルのほうが可能性ありそうですよね?
くだらないアイデアでもよし。アイデアをとにかく上げまくることがアイデア発想法で大事なことだそうです。
新規事業アイデアに悩む方必見!アイデア発想法の三大原則:その3.まずダメなアイデアから出し始める
多くの人は「悪いアイデア」より「良いアイデア」を先に探そうとしますよね?そうではなくて、まず悪いと思うアイデアを出すことにメリットがあります。
それは、1個目のアイデアを出せば、2個目、3個目と繋がっていくことです。ひとつのフレーズから発想がひろがって、いろんなフレーズに飛び火していくものです。
最後のアイデア発想法は、全然ダメだろうなというアイデアを徹底的に出すこと。そこからキーワードを広げていくと、どんどんアイデアの量を稼ぐことができるそうです。
脳科学者の茂木健一郎さんと「アイデアと創造性」についての特別対談も掲載されています。アイデアが枯れない脳作りたい方にはおすすめの一冊です。
著者:高橋晋平 (CCCメディアハウス)
Kindle版あり