人見知り、口ベタでもトップセールスになれる営業の極意を教えます
営業に逃げて意識を持たれている方には必見の内容をピックアップして紹介します。
著者:嶋津 良智 (ダイヤモンド社)
口ベタで、臆病で、面倒くさがり屋でも、36のルールを実践するだけで、売上数字は…
あなたが売れない理由は「あなた自身」がよくわかっている
営業がうまくいかないことを景気が悪いから、商品が時流に合っていないから、価格が高過ぎるから・・・など、環境のせいにしていませんか?
「嫌なことから逃げたい」「言い訳をして自分を守りたい」という本能から、売れない理由を自分の外に求めているのかもしれません。
しかし、同じような環境・境遇にあっても売れる営業マンはいます。本当の売れない理由は「自分」にあります。まずは、その理由を把握しないことには問題は解決しません。
もし、売れない理由が頭に思い浮かんだら全部書出してみることがオススメ。そのうえで、その売れない理由が本当に障害になっているのか?できるようにする方法はないのか?と考えてみることです。
【例】
・景気が悪い
→景気が良い業界をターゲットにしてみよう
・商品が時流に合っていない
→スマホ時代にガラケーを欲しい人もいる、どこかにニーズはあるはずだ
・価格が高い
→総合的な価値を考えればむしろ安いとアピールする
というように考えれば、頭に浮かんだ売れない理由は排除されていきます。
すべての障害を書出し、発想を転換することで売れるためにはどうすればいいか、やるべき行動が何か」明確になります。
営業の極意は「お客様の気持ちを理解しようとしないこと」
あなたが営業している商品を「安いか、高いか」を決めるのは誰ですか?
あなたの営業している商品を「買うか、買わないか」決めるのは誰ですか?
あなたの営業が「迷惑か、迷惑じゃないか」決めるのは?
そうです、すべて決めるのはお客様です。
自分のモノサシで「高いのではないか?迷惑なんじゃないのか?」と判断していると、気持ちが引いてしまいます。
思い込みをなくすというシフトチェンジをすれば、売れる営業に変わる大きな転換点になるといいます。
「顧客の気持ちになって勝手に判断するのは無意味である」と理解しましょう。
「ヒト」と「コト」を結びつけて考えないが営業の極意
あなたがもし「なかなか積極的に営業活動ができない」と思っているのであれば、「ヒト」と「コト」を結びつけて考えないことです。
確かにお客様に断られば、自分自身が否定されたような感覚になり、少なからずショックを受けます。
しかし、実際にはお客様はあなたを否定しているわけではありません。
商品を購入したばかりかもしれませんし、本当に手が離せない状況だったのかもしれません。あるいは予算がなかったなど、断るにはいろんな理由があります。
そういった背景があるなかで、商品を買うという行為(コト)を否定しただけで、営業マンであるあなた(ヒト)を否定したわけではないということです。だから、自分自身に非があると思い込み、必要以上に悩む必要はあったくありません。
営業の極意は「誰もやりたがらない案件こそ、絶好の機会と考える」
営業力に自信がない営業マンほど「親切な相手のところに好んで行く傾向」があります。
例えば「営業マンに無下な対応をしない大企業の担当者」や「暇を持て余しているおじいちゃん」など。
しかし、「話しやすい相手かどうか」と「成果に結びつくかどうか」はまったく別問題。いくら話しやすい相手でも、1円以上の売上にもならなければ商談する意味はありません。
ここで大事なのは「自分がアプローチしづらい取引先は、ほかの営業もアプローチできていないもの。だから、そのような取引先は意外とオイシイ」ということ。
他の営業マンが「嫌い」「やりたくない」「面倒くさい」と思うようなお客様ほど、売上に結びつく可能性を持っているということです。
仕事において重視する判断基準を「好き、嫌い」「やりない、やりたくない」ではなく、目標達成のために「やるべきこと、やらなくてもいいこと」にすべきです。あくまで営業マンがやるべきことは売上を伸ばすことです。
既成概念にとらわれずに新しい客層を狙えば、売上を伸ばせるきっかけになるかもしれません。
営業が嫌い、結果が出ない、営業手法を学びたい、と考えているあなたにオススメしたい一冊です。
著者:嶋津 良智 (ダイヤモンド社)
Kindle版あり