論理的思考力を身に付けるにはたった3つの道具を使うだけ!
著者:岸良 裕司, きしら まゆこ (ダイヤモンド社)
使うのはかんたん。しかも使えば使うほど、考えるのが楽しくなってくる!子どもはもちろん、CEOまで活用できるほど、奥が深い…
論理的思考力をつける3つの道具って?
「論理的思考力を身につける道具」はたった3つだけ。その道具とは「ブランチ」「クラウド」「アンビシャス・ターゲットツリー」という名前で、どれも使うのは簡単です。
本記事では、その中でも「ブランチ」のみに絞って紹介します。
ところで論理的思考力って何?
あなたの「身の回りで起きた問題」が、最初はごちゃごちゃしていたけど、一つ一つの繋がりがわかった瞬間「急にスッキリ解決した!」という経験はありませんか?
問題の”繋がり“がわかれば「複雑な物事」の正体は分かりやすくなります。この一つ一つの“繋がり”を大事に考える」ことが、論理的思考になると本書はいいます。
それでは、物事の「繋がり」を考える場合、何を手がかりにすれば良いのでしょうか?
それには「因果関係」という考え方が役に立ちます。「因果関係」とは、原因があるから結果が生じると考える事。これを表すための道具はたった一つ。
「原因」→「結果」という道具
この道具に当てはめて「物事の”繋がり”を考える」ことが、「論理的に考える」ということになります。
論理的思考力をつける「ブランチ」
先ほどのように「原因と結果の道具」を使い、論理的に思考するために編み出されたのが「ブランチ」という方法だといいます。
「ブランチ」をつかう時はこのように使います。
もし「A(原因)」ならば「B(結果)」である
この文章に「問題を当てはめて実践してみる」といいようです。
ここで、例えば「あなたの彼女が「自分」に対して、態度が冷たくなっている」という状況を考えましょう。先ほどの文章に当てはめた場合、
もし「彼女が他の男に気がある」ならば、「俺にもう興味がない」
となりますね。なんとも切ない・・・
ブランチを使って「なぜならば」と論理思考で考える
さらにブランチを使って「なぜ、もう俺に興味がないのか?」を考えてみましょう。
そんな時に便利なのが、下記の質問です。
A(原因)をすると、B(結果)が起こるのはなぜですか?
この簡単な質問だけで「ものごとが起きている理由」を考えることができます。
先ほどの例に当てはめるとこうなります。
「彼女が他の男に気があると、俺に興味がなくなるのはなぜですか?」
「なぜならば、1年前も同じ理由でそんなことがあったから」
となりますね…
「ブランチ」を使って物事を考えることができれば、何事もスッキリ考えられるようになりそうです。
先ほどのような複雑な恋愛話は一切出てきませんので、悪しからずご了承を・・・
30件を超えるレビューにもかかわらず、Amazonでも珍しい5点満点評価!という間違いのない良本です。
著者:岸良 裕司, きしら まゆこ (ダイヤモンド社)
Kindle版あり