年収1000万の人は知っている「話し方」のコツ
話し方の”コツ”がわかれば、あなたのコミュニケーション力は格段にアップするかも・・・
著者:三橋 泰介 (日本経済新聞出版社)
あなたがどんなに優秀なビジネス能力を持っていたとしても、人がそれ….
なぜ「話し方のコツ」を知るべきなのか?
仕事の上で優れた知識や、スキルがあれば周囲の人との”特異点”となり、より多くの収入が稼げるというのは周知の事実です。
人によっては、法律の専門知識を身につけたり、プログラミングを習得したり…
一方で、プライベートでもビジネスでも、もっとも重要なスキルはコミュニケーションスキルであると言えます。
これは「誰でも実践すれば、簡単に身につくもの」にも関わらず、誰もが「高いコミュニケーションスキルを身に付けているとはいえない」と著者はいいます。
ここでいうコミュニケーションスキルとは、対面コミュニケーション、つまり「話し方」のこと。対面コミュニケーションの技術が高いか、低いかは、その人の成功に大きな影響を及ぼします。
対面コミュニケーションスキルである”話し方”は、コツを掴めば誰でも向上することができるようです。
「稼ぐ人」の話し方のコツ”話し方の3原則”とは
まず稼ぐ人の「話し方」に共通するコツである”3原則”を知りましょう。
①簡潔で・・・本質を捉え、簡潔に伝える
②わかりやすく・・・わかりやすく、誰にでも伝わる言葉を使う
③それでいて説得力がある・・・説得力のある話は「なぜそうするのか?」という説明がある
この「話し方のコツ」を意識できていない人は意外に多いものです。まず基本の”3原則”をマスターしたいですね。
「稼ぐ人」の話し方の組み立て方のコツを知ろう
あたなの話し方には「設計図」がありますか?
相手に理解される話し方は”理論的”でなければなりません。
使い勝手の良い話し方の基本をここで一つご紹介します。
■最も基本的な話し方「プレパ法」
①最初に結論を言って
→②それからその理由を説明する
短時間で相手に説明するうえで、一番使い勝手が良い手法です。誰でも知っている方法ですが、意外にも「意識せずにできる人」は多くありません。
さて、プレパ法の「プレパ」とはどういう意味でしょう。
プレパとはアルファベッドで「PREPA」の頭文字で詳しくは以下の通り。
P = Point・・・結論
R = Reason・・・理由
E = Example・・・事例、具体例、詳細
P = Point・・・結論(再度)
A = After that・・・その後どうなる?どうしてほしいか?
まずは「プレパ法」を基本として、話す内容を組み立ててみてください。
「稼ぐ人」のスピーチテクニックのコツをマスターする
スピーチって緊張しますよね!?
“話す内容”ばかり気にしていたたら、あなたは挙動不審に映ってしまうかも・・・
そんなことにならないよう「スピーチのコツ」を2つご紹介します。
①「一番左後ろの人」を意識しよう
会場にいる一番左後ろの人に向かって話すことで、目線が下向きになることを防げます。
また、一番左後ろの人に向かって話すことにより「会場の全体に響き渡る声」で話すことができます。どれくらいのボリュームで話せばいいかの基準は、一番左後ろの人が聞こえる大きさの声でOKです。
②「Zの視線」と「短い言葉」
さきほど「一番左後ろの人に向かって話す」と紹介しましたが、それは次に視線を移動するため。
スピーチで話す時は「Z」の文字を描くように視線を移動させましょう。
1.「一番左後ろ」
2.次に「一番右後ろ」
3.その次は「一番左前」
4.最後に「一番右前」
視線を動かすタイミングですが、話の句読点「。」の時がいいみたいです。機会がある方は、是非試してみてください。
話し方の構成にもプレパ法以外にたくさんの手法があります。詳しく実践的な内容を学びたい方は書籍を参考にしてみてください。
著者:三橋 泰介 (日本経済新聞出版社)