もっと早く知りたかった!相手から「目をそらしてしまう」落とし穴とは
あなたは「えつ!?たったこれだけで?」ということで、人生を変えることができるかも知れません。
著者:野村 絵理奈 (講談社)
渋谷にある小さな話し方教室で、つぎつぎと奇跡が起きています。自分の内面を見つめて話し方を…
あなたが自信を持てない原因は?
「コミュニケーションに自信がない」
「人前が話すことが苦手」
「ネットやSNSなら、言いたいことを言えるのに・・・」
「周りの人にいつもバカになれている」
「遠慮して、相手にお願いができない」
あなたは、今挙げたことに該当しませんか?
該当する方にズバリ言います。
「あなたは人と目を合わせることができない」
そうではありませんか?
自分に自信が持てる?人と目を合わすメリット
「人と目をを合わられない」人の特徴として、「劣等感が強い」「繊細すぎて、相手を意識しすぎてしまう」といったことがあげられます。
しかし、このアイコンタクトができるかできないかで、大きな差が出てしまうのです。
初対面の相手との商談などでは、最初のアイコンタクトが特に重要。目を合わせての3秒間は以外に長く、それ以上、合わせ続けられる人はそれほど多くありません。たいては、相手のほうから視線を外してくるはずです。ここがポイントです。
なぜなら、アイコンタクトは最後まで目をそらさなかった方が、精神的に優位に立てるのです。
どんなに若くても、どんなに立場が下でも、最後まで目をそらさなかったほうが、不思議なくらい優位に立てます。精神的に落ち着き、余裕が生まれてくるものです。
アイコンタクトで重要なのは「勝つ」ことではなく、「負けない」ということ。まったく目を合わせられない人は、コミュニケーションの土俵にも上がれません。
目を合わすことができれば、こんなにも人は変われる
実際に本書で紹介されている男性教師は、まったく目を合わせることができませんでした。そんな「コミュニケーションの土俵にも上がれない」教師に対して、生徒はいつも馬鹿したり、授業中に携帯電話をずっと触り続けているという状況でした。
しかし、目を合わせるためのトレーニングを実践してから見違えるように人が変わっていったそうです。
授業で出席を取るときに、生徒ひとりひとりと3秒間、目を合わせるように努力しました。そうすると、これまで教師を馬鹿にしていた生徒のほうが、慌てて目を逸らしたそうです。
出席を取り終わる頃には、自分が強くなったような気持ちになり、授業中に携帯電話を触っている生徒に対して、注意をできるようになったそうです。
また、同僚の先生に対しても積極的に仕事のお願いができるようにもなりました。
視線には、その人の心理が表れます。劣等感、繊細さ、後ろめたさ、恐怖、自信のなさ、など。だからこそ、「人としっかりと目を合わせて話す」ことによって、相手と対等に話せている自分という成功体験を積むことができます。
そして、その成功体験を積むことが、少しずつ自信に変わってくるのです。
「人と目を合わせるためのトレーニング」で自分に自信を付ける
最後に「人と目をあわせるためのトレーニング」を紹介します。
一番手っ取り早い方法が、家族や友達にお願いして、相手の目を「3秒見る」ことに慣れることです。
1.つらくても、3秒は我慢すること。
2.最初のうちは目のあたりやおでこをぼーっと見るだけでもOKです。
3.慣れたら、自分の気持ちを視線に載せて伝えるつもりで、相手をしっかり見られるようになりましょう。
人と目を合わせることができるようになるだけで、一気に人生がうまく回り出すかもしれないですね。本書には、「スピーチ」「質問力」「挨拶」「コミュニケーション」など、圧倒的な成果を上げているプロのトレーナーが教える秘訣が盛り沢山です。興味のある方は、是非本書を手にとってみてください。
著者:野村 絵理奈 (講談社)
Kindle版あり