
コンサルに就職して学べるスキルはこれだ!

著者:大石 哲之 < ディスカヴァー・トゥエンティワン > 新人からベテランまで今日から使える、外資系コンサル出身者が必ず身に付けているベーシック...
コンサルに就職して学ぶスキルその1.コンサル流話す技術

コンサルタント1年目であっても、年上で経験も豊富なクライアントと話すことが少なくないそうです。 どうしてそんなことができるかというと「ファクトで語っているから」というもの。 「ファクト」とは事実のこと、動かしようのない事実を指しますが、その最たるものは「数字」なんだそうです。 数字を出してしまえば誰も動かしようがなく、否定しようがないですね。 経験もない1年目のコンサルタントの武器といえば、逆にそれしかないと著者は思っていたそうです。 【その1.コンサル流話す技術】 感覚的に把握している問題を、実際に数字に落とし込み、証拠にすることで、人を納得させる
コンサルに就職して学ぶスキルその2.コンサル流思考術

「はじめに仮説有りき」というのは、コンサルタントの思考法の中でも、最も重要な特徴の一つだそうです。 通常であれば、何らかの結論を導き出すため、網羅的に調べる方法が一般的だと思います。 全体的に調査し、たくさんのデータを集める、データが集まってから結論を出す… しかし、この方法は議論が拡散したり、時間を浪費することが多く、非効率なんだとか。 そこで大事なのがはじめに仮説有りきということです。 「もしかしたら、こうではないのか?」と大胆に仮説を立て、そのストーリーに沿って、あらかじめ調べるポイントを絞り込むそうです。 例えば「あのリゾートホテルが高価格にもかかわらず好調なのは、若い夫婦にターゲットを絞ったからではないか?」 「1泊3万円以上のホテルに泊まるのは、富裕層だけだと思っていたが、実は若い層にも強い需要があるのではないか?」といった仮説を立て、具体的に客層を分析するといった具合に。 【その2.コンサル流思考術】 仮説に対する検証作業として、リサーチを行う
コンサルに就職して学ぶスキルその3.コンサル流デスクワーク術

コンサルタントはとにかく仕事が速い。 それはコンサルで働く人たちが"抜きん出て頭の回転が早いから"というだけではないようです。 その秘訣は「余計なことをやらない」ことに尽きるんだとか。 この考え方を「重点思考」といい、「20対80の法則」ともいうようです。 「組織のパフォーマンスは、トップ20%の人の働きによるところが大きい」なんて話聞いたことありますよね? つまり、その80%という大多数を決める「20%の要素にだけ注目」して仕事をしてしまうということなんだとか。 【その3.コンサル流デスクワーク術】 大事なことにフォーカスして、ディープに掘り下げる。それ以外のことは切り捨てる。
コンサルに就職して学ぶスキルその4.プロフェッショナル・ビジネスマインド

コンサルタントがよく使う言い方のひとつに「バリューを出す」というものがあるようです。 バリューとは直訳すれば「付加価値」、さらにいえば「相手に対する貢献」ですね。 他人に対する貢献ができ、相手が価値あるものと感じてくれるなら、その仕事にはバリューがある、といえます。 「相手がしてほしいと思うこと、相手が期待すること、それに応えるのが仕事」です。 【その4.プロフェッショナル・ビジネスマインド】 クライアント企業の経営にとって価値ある提案ができているか?

著者:大石 哲之 < ディスカヴァー・トゥエンティワン >

